埋没法の抜糸は必須ではない
埋没法で二重を作る場合は基本的に抜糸は不要です。
なぜなら埋没法は医療用の糸をまぶたの裏側の皮膚に引っかけて二重を作る方法であるため、糸を取ってしまうと二重が取れてしまうからです。
しかし中には埋没法でも抜糸が必要になるケースもあります。
埋没法の抜糸ケース
では埋没法で抜糸が必要なケースにはどのようなケースがあるのでしょうか?
大きく分けて2つのケースがあります。
ケース1 まぶたにトラブルがある
- 「まぶたに違和感がある」
- 「糸を留めた部分が痛む」
- 「まぶたから糸が出てきた」
など、まぶたの異常が現れた場合は抜糸を必要とする可能性があります。
これらの症状が現れた場合は早めに医師に診てもらいましょう。
糸がゆるんだ・糸が取れた場合は
抜糸の必要があるわけではない
医師がまぶたの状態を診て「抜糸の必要がない」と判断した場合は糸を抜かずに新しい糸を留め直すことが多いため、抜糸の必要があるわけではありません。しかし糸がまぶたに残っていても問題はないのですが、やり直しは何度もできるわけではありません。詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
ケース2 デザインが気に入らない
- 「二重幅が広すぎる」
- 「二重幅に左右差がある」
- 「元のまぶたに戻したい」
など、完成した二重に満足がいかない場合は抜糸をすることで元のまぶたに戻すことができます。
しかし二重幅や左右差に関しては二重が安定するまでは起こりやすいため、二重が完成するまでの1か月は様子を見ましょう。
「幅を広げたい」場合は
抜糸の必要があるわけではない
再手術で1~2㎜程度幅を広げたい場合は、今まぶたに入っている糸を抜かないまま新たなラインに糸を留める場合があります。しかし以前の糸が邪魔して三重になる方もいるので、まずは医師に二重の状態を診てもらいましょう。
抜糸のタイミングは?
- まぶたにトラブルがある場合
➡症状に気づいたその時 - デザインが気に入らない場合
➡術後1年以内
「デザインが気に入らない場合」は二重が馴染むまでの1カ月間はとりあえず様子を見てみましょう。
1カ月様子を見て、それでもやっぱり抜糸したい場合は、できるだけ早くクリニックへ行きましょう。なぜなら1年以上経つと糸が皮膚と癒着(ゆちゃく)してしまい、糸が見つけられなくなる可能性が高いからです。抜糸の手術の負担を大きくしないためにも、術後1年以内には抜糸をしましょう。
また、元のまぶたが薄いと術後3カ月以上経つと抜糸をしても二重ラインが残ってしまうこともあります。そのため「元のまぶたに戻したい場合」は特に早めの抜糸を心掛けましょう。
埋没法の抜糸手術について
では実際に抜糸の手術はどのように行われるのでしょうか?手術方法は2種類あります。
埋没法の糸の取り方
① まぶたを切開し糸を取り出す
まぶたの表面を1~2mmほど切開し、そこから糸を取り出すのが一般的な手術方法です。
通常ですと縫合する必要がありますが、切開する穴は非常に小さいため縫合の必要がありません。
そのため抜糸の必要がないので術後にもう一度クリニックに足を運ぶ必要もないのです。
しかし糸が見つけにくい・留める点数が多い場合は糸を取り出すのが困難なため切開の幅を広くする必要がある可能性もあります。
② 小さな穴から糸を引き抜く
一部のクリニックでは、埋没法の手術をした際の針穴を見つけ、その小さな穴から抜糸を行っています。
この方法は切開して抜糸する方法よりもさらに傷跡が目立たにくく、腫れも出にくい方法です。
埋没法の抜糸のダウンタイム
抜糸をした場合にもダウンタイムがありますが、基本的には抜糸後の腫れや内出血が続くのは5~7日ほどと言われています。
クリニックによって異なりますが、手術当日から洗髪・シャワー・目以外のメイクが可能ですし、アイメイクやコンタクトも2~3日後からOKとしているクリニックが多いですので、日常生活にはそこまで支障は出ないでしょう。
しかし場合によってはダウンタイムが長引いてしまう可能性があります。
⚠ 手術からしばらく時間が経っている
手術から時間が経っていると、糸を見つけにくくなってしまうため抜糸に時間がかかり、腫れや内出血が出やすくなる可能性があります。
⚠ 複数の点で留めている
3点留めや6点留めなどの複数の点で留めていると、糸が取れにくいため抜糸に時間がかかり、一週間ほど腫れや内出血が長引くこともあります。
⚠ 血行を良くしてしまう
手術直後は二重整形のダウンタイム同様に飲酒や運動など、血流が良くなる行動は腫れが長引いてしまいます。こちらの記事で再度ダウンタイムの過ごし方を確認しましょう。
埋没法の抜糸の料金
保証に含まれていれば無料
クリニックによって全く異なりますが、埋没法の抜糸の相場は2~7万円と言われています。特に他院で行った埋没法の抜糸をする場合は、独自の手術法を受けた場合に糸が取りにくいため料金設定が高いクリニックが多くなっています。
しかしケースによっては抜糸や幅の変更が保証内容に含まれていることもあり、その場合は無料で受けることができます。
抜糸の料金や保証プランについては手術を受けたクリニックで確認してみましょう。保証について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
抜糸を受けるクリニックはどう選ぶ?
埋没法の抜糸は本来なら手術を受けたクリニックで行うのが望ましいです。なぜなら手術を受けたクリニックならカルテに手術内容のデータが残っているため糸を見つけやすいからです。
しかし抜糸には高い技術が必要であるためそもそも抜糸を扱っているクリニックが少ないですし、手術を受けたクリニックで嫌な思いをしたりしてもう受診したくないという方もいるかと思います。
その場合は抜糸のメニューや医師のプロフィールを確認し、信頼できるクリニックを選んだうえで他院で手術を受けましょう。
東京美容外科は抜糸を含めた再手術に力を入れているクリニックです。抜糸をお考えの方は選択肢の一つとしてこちらのページも参考にしてみてください。
【まとめ】
早めにクリニックで相談しよう
📝 埋没法の抜糸ケース
- まぶたにトラブルがあった場合
- デザインが気に入らない場合
🕐 抜糸のタイミング
- ダウンタイム後~1年以内
💡 ダウンタイムが長引く原因
- 手術からしばらく時間が経っている
- 複数の点で留めている
- 血行を良くしてしまう
💰 抜糸の料金
- 相場は2~7万円
- 他院の場合は料金が高い傾向
- 保証プランによっては無料で受けることができる
抜糸には腫れや内出血などダウンタイムもあります。
まずは二重の様子を見て、それでも納得いかない場合は抜糸を考えてみましょう。
また、糸を取らずに済む場合も多いので、まずは医師に相談することが大切です。
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